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クリエイターズトーク3
「バーチャルな骨」
本展に出展されたTHA/中村勇吾による「CRASH」と緒方壽人+五十嵐健夫による「another shadow」は、共にデジタルの世界の中にシンプルな構造体(骨格)を持ち込むことでリアリティを感じさせる作品です。
これらの作家たちが、NHK「デジタル・スタジアム」ナビゲーターとしてデジタル・アート作品に造詣の深い中谷日出とともに、デジタルの世界における「骨」および「骨格」について語ります。
- 日時:
- 7月4日(土)14:00-16:00
- 出演:
- 中村勇吾(THA)、緒方壽人、五十嵐健夫、中谷日出
- 場所:
- 21_21 DESIGN SIGHT B1 ロビー
- 参加費:
- 無料(但し、当日の入場券が必要です)
- 定員:
- 着席/先着80名
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中谷日出(NHK解説委員/芸術文化、デジタル関連担当)
神奈川県生まれ 東京芸術大学大学院 美術研究科修了
BS2『デジタルスタジアム』ナビゲーター
NHKスペシャル「人体・脳と心」のアートディレクション、NHKロゴマークデザイン、長野オリンピック国際発信公式映像 映像監督、NHKドラマ「DREAM TV 200X」監督などに携わる。Gマーク(グッドデザイン賞)の審査委員など。
■イベントレポート
バーチャルで繋がった技術とデザイン
3回目になる今回のクリエイターズトークでは、展示作品を飛び越えて3人のクリエイターとナビゲーターに中谷日出を迎えて行われました。
設計会社で働いていたことのある中村勇吾は、橋や建築の構造やヴィジョンを考えると「物のある状態の可能性が見える」といいます。「ある状態」とはものの限界、壊れる様子であり、構造解析プログラムを組んだ展示作品「CRASH」へと繋がっていきました。
携帯電話のプロトタイプを見せながらトークを始めた緒方壽人は「(プロトタイプでも)作り込まないと本物を使っている気にならない」といいます。それは限りなく本物に近いプロトタイプを使うことによって、より精度の高い実験となるのです。プロダクトからインターフェース、プロモーションの仕事に関わる中で、ソフトとハード両方に携わりたいと語りました。
五十嵐健夫が開発した形状操作インターフェースがモニターに映し出されると、可愛らしいぬいぐるみがモチーフのイラストに、会場からは笑いがこぼれました。画の枚数を重ねて動きを表現する従来のアニメーションとは違い、2Dのビジュアルそのものが指定した支点で動く様子は、今回の展示作品「another shadow」の仕組みの元にもなっています。
トーク終盤にはデザインやものづくりにおいて、気をつけていることや心掛けていることに話が進みました。「プレゼントをつくるような気持ちで」と緒方がおもてなしについて話す一方、五十嵐からは「新しいこと、誰もやっていないようなこと」という研究者らしい答えも。中村は「ない。(ものの)存在理由を考える」と独特の考えを語りました。
トーク後の質疑応答では専門的な説明から、最近気になっているものや情報収集の仕方、日々の趣味まで様々な質問にあふれる楽しい時間となりました。





