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プロフィール
私たちが創り出したいのは、ジョイ(喜び)とビューティ(美)の芸術作品なのです。
――――――クリストとジャンヌ=クロード

「ゲート、ニューヨーク市セントラル・パーク、1979-2005」でのクリストとジャンヌ=クロード、2005年2月
写真:ウルフガング・フォルツ
クリストとジャンヌ=クロード
クリストは1935年6月13日ブルガリアのガバロフに生まれる。ジャンヌ=クロードは、同年同月同日に、フランス人両親のもとモロッコのカサブランカで生まれる。ソフィアの美術アカデミーで学んだ後、ウィーン、ジュネーブを経て1958年にパリに亡命したクリストは、その年の秋にジャンヌ=クロードと出会う。二人は共同で独自の創作を開始した。1961年、ドイツ・ケルン港での「埠頭のパッケージ」「積まれたドラム缶」を皮切りに、さまざまなプロジェクト“野外空間での一時的な芸術作品”に取り組むようになる。
1964年、ニューヨークに移り住む。以降、「ヴァレー・カーテン、コロラド州ライフル、1970-72」、「包まれたポン・ヌフ、パリ、1975-86」「アンブレラ、日本=アメリカ合衆国、1984-91」「ゲート、ニューヨーク市セントラル・パーク、1979-2005」など、主に布を使い景観を変貌させる仕事を実現してきた。現在進行中の作品は、1977年に開始された「マスタバ、アラブ首長国連邦のプロジェクト」と1992年に開始された「オーバー・ザ・リバー、コロラド州アーカンザス川のプロジェクト」。2009年11月18日のジャンヌ=クロードの急逝後も、クリストはこれら二つのプロジェクトの実現を目指し精力的に準備活動を続けている。
柳 正彦(やなぎ まさひこ)
東京都出身。美術評論家。1980年代初頭からニューヨーク在住。New School for Social Research修了。在学中より日本の紙誌に現代美術関係の寄稿を始める。クリストとジャンヌ=クロードの作品との出会いは、1970年代後半に見たヴァレー・カーテンの記録映画だった。
1980年代中頃より、二人のワーキング・ファミリーの一員として、プロジェクトの実現にさまざまなレベルで協力を続けてきている。
