プロフィール


「ソットサスと出会って以来、私はある種の使命を確信しています。それは機能を実用性から切り離し、デザインにおける美と実用性の真の一体性を理解させることです。デザインにおいて、根源的な喜びが機能を超えなければならないと......」
(『JARDIN DES MODES』1990年)

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Photo: Yutaka Hirasawa

倉俣史朗  くらまた しろう

1934年 - 91年。東京生まれ。56年桑沢リビングデザイン科卒業。三愛宣伝課、松屋インテリアデザイン室を経て、65年にクラマタデザイン事務所を設立。西武百貨店カプセルコーナーをはじめ数多くの家具、商業空間を手がける。81年エットレ・ソットサスの誘いで「メンフィス」参加、89年パリにて個展を開き、海外でも高い評価を得る。72年毎日産業デザイン賞、90年フランス文化省芸術文化勲章受章。
無重力、浮遊感を独特な感性によって表現した作品はデザイン界に衝撃を与えた。代表作に「ミス・ブランチ」「硝子の椅子」「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」などの家具、インテリアデザインでは、ISSEY MIYAKEのブティックをはじめ商業施設を多く手掛けた。没後、96年原美術館での「倉俣史朗の世界」展は世界7都市を巡回した。

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「(倉俣さんは)友だちだったし、兄弟みたいだったし、完璧に信頼できる男でした。一緒に旅をしているような、ずっと一緒に長い旅をしてきたような感じをもたせる男でした。(中略)彼はもっとはかないものを表現しようとして、私はもっと重たくて固定したものをつくろうとしました」
(『室内』1991年12月号)

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Photo: Giusppe Varchetta

Ettore Sottsass エットレ・ソットサス

1917年 - 2007年。オーストリア、インスブルック生まれ。トリノ工科大学建築科卒業。20世紀を代表するデザイン界の巨匠の一人。多くのイタリア人デザイナーと同様、建築を基礎に、家具や工業デザインはもちろん、雑誌編集、「メンフィス」などのプロジェクトのプロデュースを行い、思想家としても同時代のデザインに大きな影響を及ぼす。また、ガラスや陶器のアートピース制作にも情熱を傾ける。代表作は、オリベッティ社のタイプライター「バレンタイン」、アレッシィ社のテーブルウェア、ウルフ邸、ムルマン邸などの建築作品など。03年フランス藝術文化勲章コマンドゥール受章、05年文化芸術功労者「金メダル」賞(イタリア共和国大統領)受賞。