これからのプログラム

企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」

企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」

2024年3月29日 (金) - 2024年8月12日 (月)

未来の世界をはっきりと想像するのは、まだ難しいかもしれません。しかしだからこそクリエイターたちは、さまざまな可能性に思いをはせ、その姿をプロトタイプを通じて確かめます。彼らが生み出す、そんな「未来のかけら」を通じて、未来にそっと触れてみませんか。

本展では、デザインエンジニアの山中俊治が大学の研究室でさまざまな人々と協働し制作してきたプロトタイプやロボット、スケッチの紹介とともに、7組のデザイナー・クリエイターと科学者・技術者のコラボレーションによる作品を展示します。まだ見ぬ未来を想像するデザインを、体感する機会となれば幸いです。

展覧会ディレクター:山中俊治

企画展「ゴミうんち展」

企画展「ゴミうんち展」

2024年8月30日 (金) - 2025年1月26日 (日)

私たちの頭に擦り込まれてしまっている『ゴミ』のイメージを変えられないだろうか。早速、竹村眞一さんに相談すると、ゴミとうんちがくっついた。とても面白いと思った。ゴミを廃棄されるものではなく、これからの社会をつくる重要なマテリアルにして、うんちを循環する宝物に戻す。すでにこの動きはそこここで芽生え始めている。この展覧会で『循環』という概念を、創造的に数歩前へ進めたいと思う。

展覧会ディレクター:佐藤 卓

この世界には本来、ゴミもうんちも存在しない。すべて貴重な資源として循環してゆく。ゴミやうんちが出るのは「デザインの失敗」である。
わが国には、ゴミやうんちを創造的に循環利用する社会OSがあった。この「江戸のエコ」も現代と似た環境危機からのV字回復だった。今度は同じことを地球規模でやるだけだ。その準備が出来つつあることを、この展覧会では示したい。
あらゆるものが美しく循環する「地球のOS」を継承・更新し、人間を含むあらゆる存在が大らかに生きられる世界を再設計する旅へ、私たちはようやく出発するところだ。

展覧会ディレクター :竹村眞一