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「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」

contents

カラーハンティング展 色からはじめるデザイン

デザイナーの藤原 大が自らのリサーチから生み出した「カラーハンティング」というデザイン手法を出発点とした展覧会。自然界や都市に存在する現実の色を、その場で水彩絵の具を調合して紙片に写し取った色をもとにした作品などを展示。色の可能性を示すとともに研究者や企業、教育機関などとの協働による成果も発表された。
会期 2013年6月21日(金) - 10月6日(日)

ディレクターズ・メッセージ

色について、私は日頃から生きもののようだと感じています。音や香りと同じように流動的で、感覚、科学、文化といった側面からいろいろな理解ができます。また、色はモノ、空間、情報のそれぞれに存在し、多くのメッセージを優しく伝えてくれます。もし私たちが使う言葉を色に置き換えることが可能なら、その世界は光と意味による宇宙のような広がりをもつでしょう。

デザインはいま、社会的な実行力を持ち、我々が豊かに生活するために欠くことのできない、子どもから大人までが共有するライフスキルとなったように思えます。そうであるなら、皆が共有できるデザインのきっかけになる考え方やその行為の例をつくろうと、試行を続けてきました。色からはじめることはその一例です。

色をとる、採る、撮る、録る、捕る......。
このことを「カラーハンティング」と名づけました。
展覧会ではカラーハンティングという行為を通して、モノの色、空間の色、そして情報の色について考えます。とりわけ、インターネット社会が扱う膨大な情報に色が関わる未来に思いを馳せることは、色の新たな意味と役割を考えることになるのではないかと感じています。統計学などのサイエンスをも伴ったカラーハンティングが導くのは、色と言葉が結びつくカラーボキャブラリの世界です。

この展覧会が、ご来場される皆さんと共にデザインについて、考え、見いだし、創造的な社会づくりのきっかけの「一つ」になることを願っています。

藤原 大

開催概要

主催
21_21DESIGNSIGHT、公益財団法人三宅一生デザイン文化財団
後援
文化庁、経済産業省、港区教育委員会
助成
オランダ王国大使館
特別協賛
三井不動産株式会社
協賛
カンペール、株式会社ジェイアイエヌ
協力
旭紙業株式会社、株式会社イード、NTT DOCOMO、エプソン販売株式会社、エルコ ライティング株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、女子美術大学、株式会社 竹尾、HUAWEI、ベンキュージャパン株式会社、ヤマハ株式会社
展覧会ディレクター
藤原 大
企画協力
カワイイファクトリー
制作協力
伊藤聡一
グラフィックデザイン
佐藤卓デザイン事務所
会場構成
株式会社DAIFUJIWARA
音響デザイン
畑中正人
参加作家
赤川智洋、伊賀公一(カラーユニバーサルデザイン機構)、井田 茂、井上泰一、太田 佳代子、大嶋正人、後藤圭子、小見山 二郎、桐山孝司、Semitransparent Design、高草木 博純、中島洋一、内藤 三重子、舩木展子、イルマ・ブーム、MOTOKO、諸泉 茂、山崎和樹、山中 有、山本 明弥香
参加企業
株式会社 川合染工場、カンペール、有限会社 篠原風鈴本舗、株式会社 ジェイアイエヌ、Soup Stock Tokyo、セーラー万年筆株式会社、株式会社 常磐植物化学研究所、ヤマハ株式会社
参加団体
専修学校インターナショナルデザインアカデミー、福岡大村美容ファッション専門学校、佐渡市立新穂小学校、女子美術大学、東北芸術工科大学、学校法人・専門学校 HAL東京、文化服装学院、独立行政法人 理化学研究所、Aalto University、Hong Kong Design Institute、Parsons The New School for Design、Royal College of Art、Shih Chein University College of Design、University of Technology, Sydney