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2121年 Futures In-Sight」展に美術の授業の一環として、港区立青山中学校の1年生37名が来場しました。

展示を見学する前に、本展の企画担当から、21_21 DESIGN SIGHTがどのような場所であるか、「2121年Futures In-Sight」展がどのような展覧会であるか、そして企画の軸となった「Future Compass」について学校でレクチャーをしました。その後、生徒たちが授業用のタブレット端末を使ってFuture Compass Degitalを実際に操作し、自身で3つのキーワードを選び、同じ問いの作品を事前に調査することで、能動的に展覧会への興味が高まりました。

学校でのレクチャー風景

本授業のサポート役を担う玉川大学の学生たちからは、事前に鑑賞をした際に感じたことやおすすめの作品を中心に、楽しく鑑賞するポイントを聞き、いざ会場に向かいます。

21_21 DESIGN SIGHTに到着すると、生徒たちはスタッフの説明を熱心に聞きながら展覧会の空間に入っていきます。ギャラリー内では、さっそくFuture Compass Degitalを使いこなし、学校で調査していた作品を地図で確認して鑑賞するだけでなく、それ以外にも気になった作品についてスタッフに質問をしたり、撮影したりと、作品を通じて様々な「未来への問い」や、その表現方法に積極的に触れることとなりました。

会場での見学の様子

この日は21_21 DESIGN SIGHTにとっても、未来を考えることの楽しさと大切さを、港区立青山中学校のみなさんと分かち合うことのできる貴重な機会となりました。21_21 DESIGN SIGHTでは、今後も展覧会が授業に活用される場となるよう、地域と協力しながら活動していきます。

ギャラリー3では、6月5日(日)まで「ロイヤル オーク 時を刻んだ50年」を開催しています。本展は、生誕50周年となるロイヤル オークの希少性と革新性を深く探究できる貴重な機会です。

1875年にスイスの山奥の集落、ル・ブラッシュで創業したオーデマ ピゲは、複雑系時計を得意とするブランドとして知られています。1972年に誕生した「ロイヤル オーク」は、発売当初は時計市場の流行とは異なるサイズや素材を用いた革新的なコンセプトの高級時計として注目を浴びました。

会場では「見て、触れて、学ぶ」をテーマに、3つのゾーンが展開されています。ロイヤル オークの象徴的な八角形ベゼルを彷彿とさせるトンネルをくぐると、貴重なヴィンテージモデル9点が展示されています。なかでも1972年当初に製造されたロイヤル オークは、50年間の歴史と風格が感じられ圧巻です。

そのほかにも写真や映像、本邦初公開となる技術的な資料を通じて、オーデマ ピゲの誕生秘話や歴史の解説、職人の手によって時計が組み立てられる過程もご覧いただけます。さらに、会場の奥のスペースでは、職人によるベゼルの磨きや組み立てを目の前で見学でき、その精緻な手作業から希少性の理由について理解が深まります。

混雑を避けるため、本展への入場は事前予約の方を優先しております。ぜひ本展特設ウェブサイトより事前予約のうえご来場ください。

ギャラリー3では、3月27日(日)まで「少し先の未来とデザイン『想像する余白』展」を開催しています。

スマートフォンにとどまらない、通信がもたらすさまざまなこれからの「豊かさ」を模索するドコモのプロダクトデザインチームは、少し先の未来の生活をデザイナーらと考える研究プロジェクトを年間を通じて行っています。本展では、その研究を展覧会に発展させ、3組のプロダクトデザイナーと4ヶ月にわたり協働し製作したプロトタイプ(アイデアの検証目的の試作品)と、そのスケッチや素材を展示しています。

デジタル技術が高性能化する反面、デバイスは誰もが使いやすくリテラシーのいらないものが人生を豊かにする、という想定から浮かんだテーマは「人と技術が調和したなめらかな暮らし」。これを模索するキーワードとして、参加デザイナーの倉本 仁は「映像」、鈴木 元は「音」、三宅一成は「移動」を設定し、日常生活での気づきを話し合いながら、それぞれ発展させたアイデアを表現します。

3組のデザイナーにドコモを加えた、4つのコーナーで展示されているプロトタイプは全て未完成であり、また製品化を目指しているわけでもありません。そこには、外部デザイナーと企業が協働することで浮かび上がる提案があります。先行きが不透明な時代、会場の「想像の余白」を通じて少し先の未来をぜひ一緒に考えてみてください。

撮影:鈴木優太/Photo: Yuta Suzuki

ギャラリー3では、3月13日(日)まで「メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション」を開催いたします。パリの先駆的なアンティークディーラーとして知られるイヴ・ガストゥが、30年以上にわたり蒐集していたメンズリング(男性用指輪)の中から、最も象徴的な約400点のリングが一堂に会します。

本展は、「歴史」「ゴシック」「キリスト教神秘主義」「ヴァニタス(空虚)」「幅広いコレクション」の5つのテーマに沿った展示構成となり、イヴ・ガストゥのコレクションの多様性をご覧いただけます。それぞれ蚤の市からオークション、旅先から蒐集してきたリングの数はとても膨大で、類稀なデザインのバリエーションには圧倒されます。

ギャラリー3の空間は、ステンドグラスさながらの窓に囲まれ、会場に足を踏み入れるとイヴ・ガストゥのゴシック的で神秘主義的な世界観を体感できます。ひとつひとつ違う来歴を持つリングの歴史や背景に思いを馳せながら、コレクターの審美眼をお楽しみください。

21_21 SHOPでは、展示しているリングのポストカードやレコールが出版している書籍などを取り扱っております。

また、会期中の1月27日には、パリのレコール本校からライブでオンライントークが配信されます。美術史家でアンティークジュエリー専門家のジスラン・オークルマンヌとイヴ・ガストゥの息子で「ガストゥ ギャラリー」ディレクターのヴィクトール・ガストゥが出演します。こちらもぜひご覧ください。

2021年12月21日、いよいよ「2121年 Futures In-Sight」展が開幕します。ここでは、一足先に会場の様子を紹介します。

2021年から、ちょうど100年後は2121年−。私たちの活動の名称「21_21 DESIGN SIGHT」と同じ数字を持つ100年後の世界に想いを巡らせるところから展覧会の構想が始まりました。 本展は「Future Compass」(未来の羅針盤)というツールをきっかけに、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など、多様な参加者たちとともに現在を生きる私たちの所作や創り出すものに内在する未来への視座を可視化します。

「未来」を考えるという姿勢自体を示し、デザインとともに明日を創造していくための豊かな洞察力(Insight)を養う展覧会です。

会場風景(ロビー)
会場風景(ギャラリー2)
会場風景(ギャラリー2)
岡崎智弘「手でつくる時間 」
evala「-a」
会場風景(ギャラリー2)

撮影:吉村昌也/Photo: Masaya Yoshimura

ギャラリー3では、2021年12月5日(日)から12月27日(月)まで、「POP-UP SHOP REMOTE WORKS @ 21_21 01: 清水久和 (S&O DESIGN)」を開催いたします。21_21 DESIGN SIGHTとmethodが続けてきた「POP-UP SHOP」をさらに進化させた新企画です。

会期中はギャラリー3がデザイナーのリモートオフィス兼ショップに変貌します。「REMOTE WORKS @ 21_21」の第一弾にはプロダクトデザイナーの清水久和(S&O DESIGN)を迎え、幅広い代表作を展示および販売しています。

ギャラリー3の空間に合わせて「髷貯金箱」や代表作の「鏡の髪型」シリーズ、新作の「額装された鏡の髪型」などのユニークな作品が象徴的に展示されています。 日が暮れると「チューチューシェードVer.1」や「フルーツテーブルランプ」、リヤドロの「Hairstyle Lamp」の灯りが会場を華やかにし、感動と癒しをもたらします。空間の中央には、つま先立ちしているような脚先の形状から名付けられた家具シリーズ「トーファニチャー(いさみや)」が展示され、清水本人もリモートワークのデスクとして使用しながら来場者をお迎えします。

本展のポスターとなっている「オリーブのリーゼントチョコレート」は、見た目の可愛らしさだけでなく、9つの味を楽しむことができ、ギフトに最適です。
デザイナー本人との対話も楽しむ絶好の機会となりますので、ぜひ会場にお越しください。

photo: 白根 美恵

2021年10月16日、「ルール?展」のルール更新会議「開かれた展覧会とは何か?」を開催しました。

「ルール?展」は、あらかじめ鑑賞体験を制限するような禁止事項をできる限りつくらず、来場者のふるまいとともにルールを更新していく仕組みをとっています。また、自由に動かせる箱があったり、会場での撮影が可能だったりと来場者の判断と責任で展覧会を自主的に楽しむことができます。
しかし一部では、多様な人々が集まる社会での一般的なルールやマナーが守られず、不満の声が上がるなどしたことから、会場内での禁止事項に関するルールが追加されてきました。

本イベントでは、これまでの"「ルール?展」のルール"の変遷を振り返りつつ、来場者から寄せられた意見をもとに、現在、本展の会場にはどのような問題があるか、そしてそれらに対してどのような解決策があるかを考えました。
本展ディレクターチームの水野 祐、菅 俊一、田中みゆきが、ミュージアム・エデュケーターの会田大也のモデレーションのもと行う、公開会議です。
本展の企画、運営を通して心がけてきた、「行動を制限するようなルールをつくるのではなく、一人ひとりが互いを尊重しあい、より良い関係と環境をつくる」ための方法を話し合いました。

イベント終了後、改めて関係者で議論を行い、「館内での会話や撮影による物音、長時間同じ場所に留まっての撮影が他の来場者にとっては鑑賞の妨げになりうる」という問題に対する試みとして、会場内での撮影や会話を控え、静かに落ち着いて作品をご鑑賞いただく「サイレント?デイ」を導入することになりました。
撮影を楽しみたい人、静かな鑑賞体験を楽しみたい人の両方が、展覧会を楽しむ機会を得られる方法は何か。その解決法として、展覧会全体に「撮影可/不可」のルールを設けるのではなく、「撮影して楽しめる日」とは別に、「撮影せずに楽しむ日」を設けるというものです。「サイレント?デイ」にご来館のお客様は、会場内での撮影と会話をお控えいただきますよう、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

「サイレント?デイ」の日程は以下の4日間です。
11月19日(金)、20日(土)、26日(金)、27日(土)

本イベントでは他にもルール更新のアイディアが挙がりましたが、それらを個別に実施はせず、「サイレント?デイ」に集約します。

本展は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前予約制となっております。
ご来館の際は以下よりご予約をお願いします。
>>事前予約制の導入について

ギャラリー3では、2021年10月23日から11月3日まで、「ISSEY MIYAKE WATCH展 12人のデザイナーによる25の腕時計」を開催しています。2001年の秋に誕生したISSEY MIYAKE WATCHプロジェクトの20周年を記念したイベントです。

会場ではこれまでの20年の間に、12人のデザイナーによって生み出された25のモデルが一堂に展示されています。それぞれのモデルの名前の由来や、デザインのコンセプト、デザイナーのメッセージなどを腕時計とともにご覧いただけます。会場の奥では、デザイナー本人が登場する映像も放映しておりますので、ぜひお楽しみください。

21_21 SHOPでは、展示しているISSEY MIYAKE WATCHの一部を取り扱っております。展示をご覧いただいた後に、ぜひSHOPへお立ち寄りください。

また、会期中の10月28日には、深澤直人と篠田哲生によるインスタライブ「デザイナー深澤直人が語る ISSEY MIYAKE WATCH project」を行います。会場から無観客での配信を行います。ISSEY MIYAKE WATCH 公式Instagramアカウントて会場から無観客配信を行いますので、ぜひご覧ください。

「緊張と不安のなかにあるときこそがアートの出番。閉塞状態を切り拓いていくことができるのが、まさにアートの創造力なのです」。21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で10月17日まで開催中の『横尾忠則:The Artists』展に際してのインタビューで、横尾はそう語ってくれた。

カルティエ現代美術財団の主催となり、21_21 DESIGN SIGHTは特別協力として関わっている本展で紹介しているのは、同財団と関わりの深いアーティストを横尾が描いた肖像画の数々だ。これまでの作品でも横尾は、自身の姿をはじめ、三島由紀夫や谷崎潤一郎、「自身のミューズ」と述べる原 節子など、古今東西の人物を描いてきた。また、瀬戸内寂聴の新聞連載「奇縁まんだら」の挿絵として巨匠作家の姿を表現、他にも日本の作家を描く肖像画シリーズも手がけてきた。

こうした横尾がパリのカルティエ現代美術財団のゼネラルディレクターであるエルベ・シャンデスからの依頼を受け、同財団を会場として個展として作品を披露したのは2006年のこと。その後、財団と関わりの深いアーティストの肖像画を描く機会も得て、すでに100名以上の人々を描いている。アーティスト、デザイナー、建築家だけでなく、音楽家や科学者、哲学者、映画監督も含まれるなど、同財団を巡る多彩な人々の存在は何とも興味深い。

と同時に、これほどまでに幅広い人々、一人ひとりとの特色をとらえる横尾の表現世界には驚かされてしまう。作品のサイズは全て同じであるものの、表現の手法は異なり、人物名の記載の手法も大胆なほどに違っている。「同じタッチ、同じスタイルで描くというのは僕にとってはものすごく難しいというか、ほとんど不可能なのです」。本展に際してのインタビューでの横尾のことばだ。

「一人ひとり人格も違いますから、絵の様式が変わっていくのは僕にとっては自然なこと。また今回のポートレイトに限らず、僕の絵はテーマごとに表現が変わり、10点描くと10のスタイルとなる。定めた主題のもとに自身の様式を続けるアーティストとは異なり、ひとつの作品を描き終わると次の表現はがらりと変わります」

こうも語ってくれた。
「いま描いた絵がすべてとは思わず、この次の表現があるんじゃないかと。そして次を描くと、いやこれじゃない、もっと別の表現があるはず、と......」

「いかなるものごとも完成するということはありえず、どのような場合もプロセスやそのなかでの変化が大事です。人間は皆、生まれてくるときに未完の状態で生まれてきて、短い一生のなかで努力を重ねていく。絵を描くときに未完であるというのは当然のことで、未完こそが創造なのです」

ISSEY MIYAKEのパリコレクションのインビテーションを制作するなど、三宅一生とは長く親交を温めている横尾。本展では三宅の姿を描いた2枚が展示されている。(うち1枚写真左から2つ目)
昨年からのコロナ禍において横尾はアトリエで絵画制作に没頭する日々を送る。最新の肖像画は、現代アーティストとして活躍しているダミアン・ハースト。(写真左から3つ目) この作品を描く様子は、会場内で紹介しているインタビュー映像に収められている。

未完とは途切れることのない創造の力

横尾忠則は1960年、日本デザインセンターに入社。1967年の『デザイン』誌に田中一光が横尾に会った時のことを記した文章があり、横尾の自伝『ぼくなりの遊び方、行き方』でも引用されている。田中をはじめ、永井一正や宇野亜喜良らと制作を共にした日本デザインセンターを1964年に退社。その後さらにデザイナーとしての才能を発揮し、1972年にはニューヨーク近代美術館において、現存のグラフィックデザイナーとしては初めてとなる個展が開催されて注目を集めた。

そのニューヨーク近代美術館で、1980年、横尾は人生を変える出会いを経験する。訪れたピカソの展覧会を目にした2時間後、「画家になろう」と決意したのだった。前出の自伝にはこの時を振り返る次の文章も収められている。

「自由な表現が鑑賞者をここまで解き放つピカソの芸術性とは一体何者なのだろう。僕は別にピカソのようなスタイルの絵を描こうとは想わないが、でき得ればピカソのような生き方、つまり創造と人生の一体化が真に可能ならそれに従いたいと思ったのである」。「いい方を換えれば行為自体を目的とする遊びこそが、人生と芸術のなすべきことではないかと直感したのだった」

当時から40年となる現在、現在の横尾を知る好機となるのが、現在、東京都現代美術館で開催中の「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」展(2021年10月17日まで)だ。同展について本人は、『何を描くか』という主題ではなく、『いかに描くか』、いや、それともー、という曖昧さを見せたかった」と説明する。この曖昧さとは枠を設けるのではなく、可能性としてもたらされる余白のことでもあるのだろう。

そして21_21 DESIN SIGHTギャラリー3で開催中の本展でも、「常に変化は必要、作品も未完であり続けたい」と考える横尾の世界をまさに体感できる作品を目にできる。そうあるべき、といった枠を設けることとは無縁のところで、力むことなく絵筆を手にとり対象となるその人を表現することに没頭している横尾の姿が伝わってくる。グラフィックデザインとアートの枠を軽やかに超えるかのような空気にも満ち、まさに横尾の真骨頂が発揮されている。

横尾の「外部への関心」についてはかつて三島由紀夫も触れていたことがあるが、139点の肖像画からは、さまざまな出会いを歓迎し、そのつど新鮮な心でキャンバスに向かうアーティストの姿が鮮明に浮かびあがってくる。既存の枠に縛られることで大切なことを見失ってしまうことのないよう、周囲に目と心を向けることの重要性をも教えてくれる。デザインの視点を大切にするとともにジャンルの垣根を超えた対話とともにある活動を続ける21_21 DESIGN SIGHTの精神と共通する点を感じずにはいられない。

創造の力で歩み続ける人々の存在に刺激をうけ、「大切なのはプロセス。未完は創造」という心で横尾が描いた肖像画に鼓舞される。さらには「自由とは遊び」と語る横尾のユーモアの視点も作品のそれぞれに滲み出ていて、その眼ざしにも心を奪われてしまうのだ。

映像作家 岡本憲昭による映像を会場で紹介。横尾は自作マスク姿で答えてくれた。横尾がこのマスクを最初に制作したのは1969年、33歳のときだった。 横尾はまた、肖像画や写真など、かつて制作した作品にマスクをコラージュしたマスクアート「WITH CORONA」に2020年5月からとり組み、すでに800作品以上を制作。今春にはシリーズ名を「WITHOUT CORONA」に変えてさらに制作を継続している。

インタビュー映像はこちらからもご覧いただけます
展覧会の展示デザインも横尾の情熱や表現の力を伝える。本展キュレーションはカルティエ現代美術財団のエルベ・シャンデス、ベアトリス・グルニエ。

文:川上典李子
撮影:吉村昌也

世界各地の建造物や自然を巨大な布で"梱包"するプロジェクトで知られる、現代美術家の故クリストとジャンヌ=クロード。
二人が1961年に構想を始めたパリのエトワール凱旋門を梱包するプロジェクト「L'Arc de Triomphe, Wrapped」が、2021年9月18日から10月3日の16日間にわたり実現しています。二人の遺志を継いで60年越しに立ち現れた光景は、公式ウェブサイトで世界中から見ることができます。

これまで21_21 DESIGN SIGHTでは、2010年の「クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS」、2017年の企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」を通して、二人の活動の軌跡を紹介してきました。

そして現在、ギャラリー1&2の1階スペースでは、パリの「L'Arc de Triomphe, Wrapped」プロジェクトチームから受け取った、エトワール凱旋門を包む布とロープを展示しています。本展示は10月15日まで無料でご覧いただけます。ぜひお立ち寄りください。

現地を訪れることが難しい今、少しでも多くの方がこの壮大なプロジェクトに触れる機会となることを願います。

Christo and Jeanne-Claude "L'Arc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961-2021"
Photo: Benjamin Loyseau
© 2021 Christo and Jeanne-Claude Foundation