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2018年6月 (2)

2018年6月29日、いよいよ企画展「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」が開幕となります。

私たちが普段なにげなく親しんでいる音楽は、音色や音域、音量、リズムといった要素によって緻密にデザインされた構築物(アーキテクチャ)であると言えます。しかし日常の中でその成り立ちや構造について特別に意識する機会は少ないのではないでしょうか。

本展では、ウェブ、インターフェース、映像の分野で活躍する中村勇吾を展覧会ディレクターに迎え、ひとつの「音楽建築空間」の構築を試みます。ミュージシャンの小山田圭吾(Cornelius)が書き下ろした新曲『AUDIO ARCHITECTURE』を、気鋭の作家たちがそれぞれに解釈した映像作品を制作。展覧会のグラフィックデザインは、北山雅和(Help!)が手掛けました。

Wonderwall 片山正通がデザインしたダイナミックな空間、音楽、映像が一体となった会場で、音楽への新鮮な視点を発見してください。

Photo: Atsushi Nakamichi (Nacása & Partners Inc.)

ギャラリー3では2018年6月2日より「TRAVEL TRAVEL(LER)」が開催されています。
フランスのショコラティエ パトリック・ロジェは芸術家としての顔も持ちます。パトリック・ロジェ・スカルプチュアが主催する本展は、彼の日本での初めての展覧会です。TRAVELS TRAVEL(LER) には「空想しながら鑑賞する」という意味が込められています。

ロジェの作品の世界と鑑賞者をつなぎ、対話を促すリナ・ゴットメによる展示デザインも本展のみどころのひとつです。ゴットメは東京国立博物館で開催された『フランス人間国宝展』での空間演出やエストニア国立博物館の設計で注目されている建築家です。

研ぎ澄まされた感性と創造性への情熱を投影した彫刻作品をお楽しみください。

Photo: Nacása & Partners Inc.