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2022年3月 (1)

ギャラリー3では、3月27日(日)まで「少し先の未来とデザイン『想像する余白』展」を開催しています。

スマートフォンにとどまらない、通信がもたらすさまざまなこれからの「豊かさ」を模索するドコモのプロダクトデザインチームは、少し先の未来の生活をデザイナーらと考える研究プロジェクトを年間を通じて行っています。本展では、その研究を展覧会に発展させ、3組のプロダクトデザイナーと4ヶ月にわたり協働し製作したプロトタイプ(アイデアの検証目的の試作品)と、そのスケッチや素材を展示しています。

デジタル技術が高性能化する反面、デバイスは誰もが使いやすくリテラシーのいらないものが人生を豊かにする、という想定から浮かんだテーマは「人と技術が調和したなめらかな暮らし」。これを模索するキーワードとして、参加デザイナーの倉本 仁は「映像」、鈴木 元は「音」、三宅一成は「移動」を設定し、日常生活での気づきを話し合いながら、それぞれ発展させたアイデアを表現します。

3組のデザイナーにドコモを加えた、4つのコーナーで展示されているプロトタイプは全て未完成であり、また製品化を目指しているわけでもありません。そこには、外部デザイナーと企業が協働することで浮かび上がる提案があります。先行きが不透明な時代、会場の「想像の余白」を通じて少し先の未来をぜひ一緒に考えてみてください。

撮影:鈴木優太/Photo: Yuta Suzuki