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「横尾忠則:The Artists」会場風景/Exhibition view of "Yokoo Tadanori: The Artists"

ギャラリー3では、2021年7月21日から10月17日まで、「横尾忠則:The Artists」を開催します。

パリのカルティエ現代美術財団が主催する本展では、国際的アーティスト 横尾忠則による日本初公開となる肖像画作品139点を紹介します。
2014年、カルティエ財団はその設立30周年に際し、財団に関わってきた世界中の芸術家や思想家、批評家や科学者らの肖像画を横尾忠則に依頼しました。
横尾は3ヶ月の時間を費やし、肖像画の制作に取り組みました。油彩画の技法や33cm×24cmというサイズは作品のすべてに共通していますが、表現においては実に多彩なスタイルが試みられています。
本展の空間構成では、この一つひとつの異なるスタイルを楽しめるようリボンのように連なった展示台に一筆書きで作品を紹介します。また壁面は作品を拡大したディテールのコラージュで埋め尽くされています。各作品とディテールとの響き合いによって織りなされる世界によって、会場を訪れる人々は、横尾絵画の宇宙、さらにはその可能性の探求へとひき込まれることでしょう。
また本展のために制作された映像では、カルティエ財団との関係や21_21 DESIGN SIGHTの創立者でもある三宅一生との関係、そしてコロナ禍を通じた制作活動について、心のままに語る横尾の姿をご覧いただけます。
本展で横尾忠則の絵画の世界をお楽しみください。

Photo: Masaya Yoshimura